日本ハムファイターズの魅力②

◆ 選手育成型のチーム方針

プロ野球に限らずサッカーでもそうですが、チームには「育成型」と「補強型」の2つに分かれる傾向があります。プロ野球では以下のような感じです。

 

【育成型(FA補強はあまりしない)】

日本ハムファイターズ

埼玉西武ライオンズ

千葉ロッテマリーンズ

中日ドラゴンズ

 

【育成型(FA補強に積極的)】

福岡ソフトバンク

読売ジャイアンツ

オリックスバッファーローズ

 

これは率直に『球団の資金力』の問題です。実際の所、ソフトバンクや巨人は3軍制を敷いていて育成選手も多く抱えており、そこから活躍する選手も多く出ています。なので育成が下手というわけではありません。

 

(育成契約出身例)

・巨人、山口鉄也→新人王。日本代表。最高年俸3億2,000万円

・福岡、千賀滉大→最多勝など日本代表。最高年俸約20億(メジャー移籍)

 

FAや外国人選手の補強はチームを強くするには必要なことで、実際に2,000年代はアンチジャイアンツと言われていても巨人の人気は12球団NO1。選手だって高額年俸を獲得できるのであれば夢があっていいと思います。チームは強くなり観客も増えてグッズも売れる。ちゃんと結果さえ残せば好循環になります。

 

しかし日ハムや西武のようにFAで他チームに移籍して戦力ダウンにはなるものの、それをチャンスとして新たに若手が出てくる。特に野手のポジションは8つしかないので、他チームから補強すればそれだけ若手の選手は試合に出られないその若手の成長を楽しみにしながら結果を残していくというのも野球の醍醐味の1つでもあります。

 

 

◆ ドラフト会議と指名が面白い

日ハムのドラフト指名は『その年の一番よい選手を取りに行く』です。私がドラフト担当者であれば確実に獲れる1本釣りという重複せず単独指名できる選手を狙う気もしますが、日ハムは競合覚悟。つまりクジで当たればその年の目玉を獲得できる。ファン目線で言えば注目選手の成長が楽しみ。経営的にはその選手目当てのグッズや集客が増えるという事。

 

2006年 ×田中将大 (4球団)

2007年 〇中田翔  (4球団)

2008年 -大野奨太 (単独指名)

2009年 ×菊池雄星 (6球団)

2010年 〇斎藤佑樹 (4球団)

2011年 ※菅野智之 (巨人に強行指名で当てる)

2012年 ※大谷翔平 (メジャー希望も単独指名で入団へ)

2013年 ×松井裕樹 (5球団)

2014年 〇有原航平 (4球団)

2015年 ×高橋純平 (3球団)

2016年 ×田中正義 (5球団)

2017年 〇清宮幸太郎(7球団)

2018年 ×根尾昴  (4球団)

2019年 ×佐々木朗希(4球団)

2020年 -伊藤大海 (単独)

 

15年間で競合指名を12回。そのうち5つを引き当てているのも中々。平均4球団が競合しているので菅野の交渉権獲得を含めて日ハムはかなりの確率で当たりを引いています。

 

(筆者がよく行く2軍鎌ヶ谷スタジアム

 

 

◆ チームを盛り上げるムードメーカー

岩本勉新庄剛志森本稀哲杉谷拳士新庄剛志。なぜか同じ名前が選手時代と監督時代にそれぞれいますが・・・このような選手が1人いるだけでチームの雰囲気は変わってきます。実は昭和のヒーロー世界の王貞治も『お客様は神様です』と言っているくらいファンサービスは大切だと思います。実際に彼らのおかげでファンが増えた。知名度があがったというのもあります。私は完全に肯定派です。実力で人気を掴めという言葉もありますが、そもそもプロ野球選手になれた時点で彼らは天才で、1軍にいるだけで1流の証です。それに杉谷以外は全員スタメンやエース格。杉谷もユーティリティープレーヤーとして活躍をしておりどのポジションでも守備がとても上手く足も速いです。

(ちなみに彼オリジナルのキツネダンスも必見です。YOUTUBEで見られますw)

 

 

◆ 2024年度SNSアカウントNO1

新庄監督はインスタを活用してファンにアピールをしてくれていますが、Twitter(X)の盛り上がり度はダントツNO1です。球団公式フォロワー数は約114万人。ソフトバンクの約118万人と12球団2位ではありますが、、、このツイートに対するインプレッション(表示回数)が12球団ダントツなんです。それだけファンが球団の情報や結果に反応しているということ。試合前のスタメン発表と試合中の見せ場の動画。そして結果を知らせる時に日ハムが勝利するとそのTwitterはお祭りのように盛り上がっています。

 

 

◆ ファンサービスも注目

近年はロッテと日ハムと楽天のファンサービスが特に熱いと言われています。ホームスタジアムのグルメは当然のこと試合中のイベントも豊富ですし限定レプリカユニフォーム配布や選手との触れ合い機会なども積極的に設けています。

(もちろん他の9チームもそれぞれ様々なイベントを独自に開催しています。始球式の”面白さ”は柳沢慎吾ダチョウ倶楽部。あぶない刑事などが現れる横浜ですけどねw)

 

 

◆ 新庄流トライアウトが完全終了した2024年

別記事の開幕ローテーションで記載しますが、開幕に向けた投手の編成と質が楽しみなんです。2022年。2023年は残念ながら最下位でしたが結果として若い選手を積極的に起用してチーム全体の底上げを図りました。その間にエスコンの売り上げなどもあがり今年の日ハムは戦力として楽しみな選手ばかりです。

 

◆ 日ハムに限らず是非ひいきのチームをみつけてください。

実は筆者は子どものころは祖父の影響でジャイアンツファン。球界再編成の時は楽天のファンでした。今も個人的にはソフトバンクに移籍した近藤健介選手。巨人の小林誠司(世界のKOBAYASHI)と長野久義選手のファンです。なんなら世界のKOBAYASHIについて1ページ魅力を書き綴ろうと考えているくらいです。ここでは日ハム推しではありますが12球団それぞれに魅力があると思うので、是非、ひいきの選手やチームをみつけて楽しんでみてください。