日ハムの投手は期待度大

◆ 日ハムの開幕ローテーション

 

① 伊藤大海

② 加藤貴之

③ 上原健太

④ 山崎福也

⑤ 北山亘基

 

この5人で回すことが決まった2024年の先発ローテーション。実はオープン戦前は以下の予想でした。

 

① 伊藤大海

② 加藤貴之

③ バーヘイゲン

④ 山崎福也

⑤ ????

 

上原健太、根本悠風、鈴木健矢、北山亘基、金村尚真の5名が争う形だったんです。そしてここに3月14日に福島蓮が育成契約から支配下登録に。新庄監督は先発として期待していると。

 

本来先発ローテーションは6名で回すものなのですが、今年は試合日程的に5月までは5人で回すということで大激戦でした。結果から伝えるとオープン戦好調だった『上原健太』と『北山亘基』がローテーションの座を掴みとり、調子が全く上がってこないバーヘイゲンが2軍に。金村尚真は期待の2年目新人王候補ですが昨年中継ぎの柱である『池田隆英』がケガの為、代わりに中継ぎ起用になりました。

 

どのチームも先発を6枚揃えるというのは大変なのですが、日ハムは『5枚では足りない。どうして今年は6枚ではないのか』と思うほど。もちろんどのチームも5月に入ると先発が1~3枚くらい変わるものなのでまだまだわかりませんが・・・少なくとも近年の日ハムではこのような状況で開幕を迎えることは全くなかったので期待が大きいのです。

 

 

◆ 日ハムのリリーフ陣

中継ぎの柱である池田隆英のケガは非常に大きいですが、、、それ以上に今年は早い段階でクローザーに『田中正義』が決まっていることが非常に大きい。特に田中正義は昨年1年間抑えを経験しているという事。つまりある程度の計算と準備が出来るということ。強いチームは大体最後を締めるクローザーが決まっているものです。

 

ここに新庄監督が期待する『金村尚真』と2019年ドラフト1位でリリーフ実績豊富な『河野竜生』2021年に21Sを上げている杉浦稔大にオープン戦好調の『北浦竜次』と先発から中継ぎに回った鈴木健矢。ここに調整が遅れている昨年のドラフト1位の矢沢宏太が加わってくるとかなり厚みが生まれます。先発陣の控えとして侍JAPANシリーズ日本代表にも選ばれている『根本悠風』が待機。これは非常に強いと言えます。

 

 

◆ 期待のドラフト1位の細野晴希

これだけ投手陣が厚いのであればドラフト1位の細野晴希は焦らずじっくり調整が出来ます。細野晴希は最速157キロの大学野球日本代表ですが、新庄監督が好まない四球が多くコントロールが安定しない傾向があります。ならば時間をかけてゆっくりこの制球難を克服しながら少しずつ体力も鍛えていけばよいのではないでしょうか。どうしても1軍ピッチャーが崩壊してしまう状況だと登板を求められてしまうこともあるだけに、これはよい意味で細野晴希投手にとっても悪い事ではないと思います。